事務職より厳しい労働条件

体の弱った患者さんからすると、医療現場で働くナースはとても優しく、患者思いで癒されるエンジェルのような存在です。
本当にエンジェルのように見えてくる可愛いナースもいますよね。
いやいやそこで勘違いしてはいけませんよ。

優しくてエンジェルのようなナースは、毎日に医師の指示のもと診察を終えた患者をケアします。
そのケアをすると看護記録を取り医師に報告します。

ナースは通常3勤交代という形の労働条件です。
日勤は午前8時から午後5時、準夜勤務は午後3時から深夜1時頃までそして深夜勤務の深夜11時から朝8‐9時頃までの勤務体系となっています。
ナースのお仕事は一般の事務職とは全く違うお仕事なので、ナースと結婚する事務職の人はナースのお仕事も理解しないと結婚後大きなトラブルを生みだします。
ナースのお仕事はとても厳しい労働条件に満たされています。

事務職の人は月曜日から金曜日まで勤務し、土日には休みですが、ナースは休みも勤務も不規則です。
行事ごとや祝日年末などナースには関係ありません。
患者を診ることが一番のナースとしての使命です。
家庭があってもプロのナースとしてお仕事が一番です。
幼い子供はナースのお仕事は理解できないのがあたりまえ、ですが親と一緒に過ごす時間を求めてきます。
それにどれだけナースの親が応えられるかで子供の成長や考え方に大きく影響してきます。

急性期の医療機関で働く忙しいナースはストレスが溜まりっぱなしです。
事務職は安定していつもお仕事をこなしていけばいいです。
ナースはそうもいきません。
医師の指示で動き、術後の患者の処置や管理をし、汚物やお風呂など多くの仕事が医師のお仕事以上に存在します。
その後は事務的なパソコンを使って看護記録の入力作業が待っています。
その看護記録も決して間違えることは許されません。
医療記録なので第三者機関のチェックの時に信用を損なうほどの大きな損失を招くことになる可能性があるからです。
また、医療事故になると訴訟問題にもなるので記録のミスは絶対に許されず、ミスをするとそのミスの審査と調査など多くのストレスが待っています。

優しくエンジェルに見えるナースも本当は大変な職場環境と労働条件のもとで毎日患者のために働いているのですが、やはりナースも人です。
日々のお仕事に耐えられなくなると現在よりも楽で楽しい職場環境を求めはじめます。
自分の自由な楽しい時間がとれる職場を選ぶか、毎月の高い収入を支給する職場を選ぶか、または毎日ストレスがたまり忙しい高度な医療を学べる職場を選ぶからは、ナースの年齢によって変わってきます。

20代‐30代の若いナースはやはり忙しく、高度な医療現場で医療技術を磨き毎日を過ごします。
30代‐40代になると技術もあり現場で経験値を稼いだので、ある程度自分の時間や家族との時間が取れる職場を選びがちです。
そして40代‐60代になると、高額で自分の時間が取れる職を選びますがなかなか理想の医療機関はありません。
なので、ナースは転々と医療機関を渡り歩き多くのことを医師以上に学んでいると思います。

事務職よりも転職率の高いナースは、渡り鳥のように忙しく大変で自分の身を削ってまでも患者のために一生懸命プロナースとして頑張っている姿が、優しくエンジェルのようなナースとして私たちの目にうつっているのでしょう。